「あっすー起きて。」



聞こえてきたのは、紛れもなく先生の声。



あたしは驚いて布団から顔を出した。



「あ、起きてた?」


「うん。先生、何で?」



「あぁわりぃ。起きたら朝だった。」



そういうことですか…


昨日あたしより早く寝ちゃってたしね。



「どう?学校行けそう?」


「大丈夫そうです。」



「おぉ良かった。朝ごはん出来てるから、準備して来てね。」


そう言い残し先生は寝室から出ていった。