「なぁ、いつも風邪引いた時どうしてたの?」 先生はあたしの方を見ずに、どこか1点を見つめていた。 「大体は寝てますけど、酷い時は友達に薬買ってきてもらったり…」 「そっか…」 「だから今先生があたしの我が儘聞いて、一緒にいてくれるのが嬉しくて…って先生?」 ふと先生を見ると、スースーと寝息を立てながら眠っていた。 そしてあたしも気が付いたら寝てしまっていた。