そして先生は、玄関の鍵をしっかり閉め、疲れた様子で戻ってきた。


「ごめんな急に。」


「いえ…友達ですか?」



「うん。10階に住んでる同じ学部の友達。」


「へぇ〜すごく楽しそうな人ですね。」



「そうか?ただうるせぇだけだぞ?」



先生は呆れ口調で言いつつ、食べ終わった容器の片付けを始めた。


あたしもそれを手伝い、そしてふと時計に目をやった。