「にっしー誰か来てんの?あっ…」


あたしはついに声の主とご対面した。



「お前の彼女?」


あたしを見て一瞬固まってたのに、今はニヤニヤしている突然の訪問者さん。



「あぁ悪いかよ。」


ぶっきらぼうに言い放つ。


「ちょっといつから付き合ってんの?」


「数時間前。」



「は!?」


「だから邪魔すんなよ。ほら帰った。」



先生は玄関まで追いやって、訪問者さんは仕方なく帰って行った。