カードキーを認識してドアが開き、あたしはその向こうの世界へと足を踏み入れた。 そのまま真っ直ぐ行ったところにエレベーターがあり、降りてくるのを待つ。 エレベーターの表示を見たところ、15階建てではなく、14階建てだった。 惜しい! 「先生ん家何階ですか?」 「7階。同じサークルのヤツも7階に住んでるんだよね。」 7階ってことは結構景色良いんじゃ? そう思いながら、エレベーターに乗り込んだ。