「はぁ…」


やっぱり迷惑だったかな…


あたしはさらに俯いた。


でも、

「何で?」


先生の問いかけにようやく顔をあげた。


「何で言っちゃうの?」


「……すいません。」



「せっかく俺から誘おうと思ったのに。」


「……えっ?」



「行こ、デート。」


「ホントですか!?」



「うん。行きたい場所決めといてね。」


「はい!」



「じゃあな。絶対合格しろよ。」


「はい!」



そして先生は帰って行った。