真新しい制服を着て
履き慣れない革靴。

不安と緊張に潰される。
でも それに勝つくらいの
期待が胸を弾ませた。



「菅沼 瑠華ちゃん、、??」
「ぅん!! 葵ちゃん!?」

目の前に居たのは
この季節に同化しちゃいそうなくらい
ふわふわした女の子

酒田 葵。

葵とは初対面だ携帯サイトを通して
同じ高校に進学すると知りメールを始めた。


「教室いこ?」

見た目だけじゃない。
声までふわふわしてた

「うん!」

何を話したんだろう。
思いだせないけど
すっごく周りが輝いていた

何もかもが新鮮で―…
希望に満ち溢れてキラキラと