【クラス替え…憎むよ】




入学式なんてあっという間にすぎて、クラス替えを見に行く



「えーと…私は…あった!!」


見ると私は一組



「愛美〜♪」



「あ、雫!!」


この子は香山 雫



私の中学生からの親友



明るくて可愛くて運動ができて…私の理想…



…いや、だめだ



私は可愛くないし、雫みたいになったら調子に乗って遊び放題になって、不良になって、お母さんに反抗して、あげくのはてに受験に落ちるんだ!!


「あの…愛美どうしました?」



頭を左右にブンブンと振っていると、私の不思議な行動を心配した雫が顔を覗き込んできた



「あ、ううん…大丈夫。それより雫はクラス替えみた?」


「あ、そのことなんだけどね、クラス一緒だったよ!」


「え!?やったぁ!!」



「今年もよろしく〜!!」


「こちらこそ!!」




入学式早々災難かと思ったけど少しはいいことあったな♪



「おい、お前どけよ」



ぐいっと誰かに押されて尻餅をつく



「…ったぁ」



「あれ??さっきの真面目ちゃんじゃん」



見ると金髪でピアスをしたいかにもチャラそうな人が立っていた



「誰ですか??貴方」



「人にぶつかっておいてそれはねーんじゃないの?」



「もしかして…さっきぶつかった…」



「そうそう(笑)あ、そろそろいかねーと…あ、そうだ」



「お前に水玉は似合わねぇよ??」



「っは…??」



見ると尻餅をついたせいでスカートの中身が見えていた



「へ…へんた…」



「じゃあな」


その不良変態最悪男(今つけた)は笑いながら入っていった




やっぱ今日は最悪の日だ!!!!