「先生、あたし…」


倒れてからの記憶が全くない。

『おまえ、凄い熱だったんだよ。』


やっぱり熱だったか。

今日は朝から調子が悪かったんだけど、無理して来ちゃったみたい。


『とりあえず、家まで送るから。』


「えっ、大丈夫ですよ。」


二度も先生の車で帰るなんて…
それも二日連続でなんて…


『だめ。もう俺のも書いちゃって今から出し行くし。』