「…はぁ、あたしが先生にねぇ。……ってあり得ないからっ!!」 あぁ危なかった。 もう少しで騙されるところだった。 あたしが先生に惚れるなんて…… そんなこと言われると さっきのことを思い出してしまう。 教室で… あの先生があたしを好きだと言ったあのときの事を… 絶対うそなのに… あたしを遊んだだけなのに… 心の奥で それを否定する気持ちが高ぶる。