『璃乃……大丈夫か?』

突然無口になって
ぼーっとなっていたあたしに先生は優しく声をかけた。


先生のこんなに優しい話し方は初めてだった。


「大丈夫です。」


現実に戻り先生を見つめる。

『ならいいけど…』


「じゃああと用がないなら私は帰りますね。」

隣に置いてたバックをてに持ち立ち上がる。


私は早くこの場から逃げ出したかった。