「璃乃~おはようっ!」

廊下を歩くあたしの後ろから来たのは、親友の香山 ゆま。


幼稚園からの親友。

セミロングのサラサラの黒髪に明るい声、名前通りに超可愛い。


「おはよう。」

ゆまはあたしの隣に来ると…

「あっ、速水先生じゃんっ!」


ゆまは隠れ?先生のファンらしい…


「先生、今日もモテてるねぇ。」

ゆまは先生のファンらしいけど…先生たちを囲む女子たちにはならないらしい。

だからこうして、あたしの隣から先生を見るだけ。