手の届かない君へ〜レジスタンス瞑Side〜



家に帰ってきても、考えるのは今日会ったあの女。



なんでだろうな。
女なんて……。


脳裏を横切る過去の裏切り。

女なんて、
信じるだけ無駄だ。



パリンと鈍い音を立てた俺の手の中にあったマグカップ。



「あ゛!私のカップ!!貴様、何してくれてんじゃー!!弁償しろ!!お前の命で償えよ!!」




しくった。

知らないうちに手に力が入っていららしく、零緒のマグカップを割ってしまった。