溺愛中 -親子恋愛-



「なく…」

「………え?」

「いなく…なんないよね?菜央の
こと置いて、どっか行っちゃわな
いよね…?」

…………。


―――この時、

やっと…気づけたんだ。

やっと、気づかされたんだ。

………菜央に。



「どっか行っちゃ、ヤダよ…。行
っちゃ、ヤダ…」

―――時間の問題だろうな…と
思ってはいたが、

菜央はとうとう…泣き始めた。