溺愛中 -親子恋愛-



「翔ちゃん?」

「わかったから、離れろ。飯、作
るから」

「…うんっ!!」

―――嬉しくて衝動的に…
…ってのも、
もちろんあったけど、
ちょっとだけ……というか、
無意識のうちにあたしは、


“試した”のかもしれない…。



―――翔ちゃんの立ち振舞いを
食い入るように見ている
自分に気づいて……そう思った。