「失礼します」

―――部屋に入ると、
そこにいたのは……。


「な…お…??……と、大樹君」

一瞬、目を疑った。

―――だってそこにいたのは、
菜央と大樹君だったから―…。


「お久しぶりです。翔さん」

「菜央……」

どうして、菜央が―…?