溺愛中 -親子恋愛-



それを見て、
また…聞こえてくる話し声。


「ほら〜。やっぱり、あの人、彼
女だよ〜。いちゃこいてんじゃん
!」

「あんなカッコイイのに、彼女い
ないわけ、ないじゃん」

「えー?カップルに見えないよ?
女の子、高校生くらいに見えるよ
?」

「まぁ…そうだけどさ。どっから
どう見てもさ、カップルじゃん?
……あれは」

「残念でした〜。フリーだったら
声かけてるのになぁ〜」

―そんな話をしながら、
女の子たちは、歩いて行った。