「おーい・・・」


彼女の視線の前に手をかざす。


はっとした顔をしてゆっくりと俺を見るこいつ


「書類、目通しとけって」


「・・・あんた、誰」


透き通っていてひんやりとしたようなその声


「・・・瞬。お前と学級委員になった奴」


そう。


俺は何故だか学級委員になってしまった。