自分の気持ちに気付いてからそんなに時間が経たないうちに、気温はどんどん下がり、肌寒くなっていった。 毎日寒い寒いと言いながらどこかでカイロを仕入れてくる響。 「はー、あったかい」 カイロを俺の頬に少し付けてから緩く微笑むその顔に胸を苦しくさせながら俺は聴いた 「毎日毎日どこで貰ってくるんだよ」