「ねえ、」






向かいで吐きそうな程甘そうなケーキを上品に食べる響が、思い出したように声を上げた。







「この間の事、やっぱ教えとくわ」


「あぁ」





熱で本当に何も覚えていないから、何を言っていたのか凄く気になる。


変な事言ってたら本当嫌だけど。