「ねっ、いいでしょう?」






遙華は綺麗な顔をしているから、芝居口調になると男というより女にも見える。







もうすこし、屋上に寝ていたかったのは事実だけど。








立ち上がると遙華が私の髪をくしゃくしゃと撫でながら、もう片方の手で瞬の腕をつかみながら歩くので





黙っていた。