「・・・夏だねぇ」




気のせいなのか、気のせいじゃあないのか、


響の声が少し穏やかだ。




・・・昨日はというと、途中の道で響が目を覚ましたので、家まで送っていった。




抱いて運んだワケだから、ちょっと微妙な距離が出来てしまったけど、今日はいつも通りに戻れた。