「拓磨に彼女要ること忘れてたんだろ」


「う゛っ」


鋭いなぁ桜矢は。



「大丈夫?柚歌ちゃん」


「大丈夫なんとかなるしね。

ちょっと電話してもいい?」


とりあえず、断りを入れて浜田さんに連絡





プルルルルプルルルル……がちゃ


『もしもしこんな時間にどうした?』


数コールした後に出た浜田さん


「ごめんね~
ちょっとお願いがあってさ、

ライヴのチケットもう一枚欲しいんだけどいい?」


『あぁ、大丈夫だよ。

売る予定のはまだ売ってないからな


売るなら直前のが高く売れるから』

「黒いね。(笑)」



『そのかわり、ライヴ成功させろよ?YU-KA』


ふっ



「えぇ、もちろん(ニヤッ)」