執事様とお姫様〜初恋〜



「姫華ぁ〜!6組だって」

「………そっか。行くよ。恭平」

たぶん姫華も、
同じクラスが当たり前だと
思っているのか、
俺に、行くよと促した。

「あたしと恭平は、1組だったよ」

「……………えっ?」

久々に聞いた、
姫華が本気で驚く声。

「………そう。わかった。じゃあね」

だけどそれ以外は、
何の反応も無くて…。

颯爽と立ち去った。


…………なんか反応…
してほしかったな……。


…………はぁ。



ため息は出るばかりだ。