「あ、あった」 日向 恭平の文字が。 その二つ横には、 宮園 桜の文字が。 「恭平!!同じクラス!!やったね!!」 「あぁ。姫華は…っと…」 「いないと、呼び捨てなんだね? 姫華のコト」 「何?今さら。いつものコトだろ?」 「………そうだね」 桜の返事は、 少し…寂しそうに聞こえた。 ……っと。そんなことより、 はやく見つけねーと…。