執事様とお姫様〜初恋〜



それから―…

「……なら、いいけど。あ、柚!!
ちょっといい?」

「なんですか?」

耳元で何か話をする二人を見て、
なぜか無性にイラだちが募った。


―――そう。まるで…姫華が、
他の男と笑いながら話を
していたときに感じたキモチに
似た、イラだちが―…。