執事様とお姫様〜初恋〜











「恭平、好きだよ。届かなくても
いい…。忘れるまでまだかかりそ
うだけど…。あたし、後悔してな
いよ?恭平を好きになったこと。
だから恭平も……。後悔だけは…
しないで―……」



一人残った屋上で、
桜がそうつぶやいたことなんて、





俺は知る由もなかった―…。