執事様とお姫様〜初恋〜



―――部屋に入ってからも、
潤は何も聞かないし、
俺も話さない。


沈黙だけが、流れる。

「姫華…が、専属を…李玖に……
かえた……」

―――そんな沈黙を破ったのは、
意外にも、俺だった。


「……………え???」

突然の内容に、
驚きを隠しきれない潤。

………違う。

驚いているんじゃない。


理解できてないんだ。