執事様とお姫様〜初恋〜



「え…いいの???」

キョトンとする柚。

「………ん。つーか、柚。はやく
行かねーと、学校遅れるぞ?朝飯
も、まだなんだろ?」

「!!うんっ!!じゃあまた…夜ね!!
行ってきま〜すっ!!」

嬉しそうに笑いながら、
柚は出て行った。


「天然、恐るべし…」

……完全に忘れていたが、
後ろで、一部始終を見ていた朔。



………げんなりした顔で、
何かつぶやいていたが、
意味がわからないので
そこはスルーした。


俺が、朔の言葉の意味を
理解するのはもう少し…
あとの話―…。