執事様とお姫様〜初恋〜



………とは思ったものの、
完全に目が冴えちゃって、
二度寝は無理そうだったので、

久々に自分の家の
キッチンに立った―…。

とりあえず自分の朝飯と、
昼飯(弁当)分を作る。

………つもりだったが、運悪く、
朔が起きてきた。

「朝飯作ってんなら、俺の分もよ
ろしく〜」

自分で作るのが面倒くさい朔は、

俺に飯作りを押し付けて、
テレビを見始めた。