「李玖……」 「はい」 「………中に…入っていい?」 「もちろん、構いませんよ」 姫華を中に入れ、俺は服を来た。 風呂上がりはキツいけど、 正装(燕尾服)をとしたが、 姫華のはからいにより、 普段着を着た。 「こんな時間にどうされたんです か?姫華様」 ………と、聞いたものの、 姫華が来るなんて、 だいたいの相場は決まっている。 恭平と何かあって、困ると俺の 部屋に来るから―…。 今回もそれだと思っていた―…。