「とにかく、今から俺が姫華様の 執事だ。荷物をまとめるぞ」 「…………なんで…」 「いいからまず、行くぞ!!ほら!! 旦那様、失礼しました」 「恭平、部屋は自分の家の部屋に 戻れ」 「………………」 ―――返事が出来なかった。 お姫様からの決断は。 あまりにも残酷なもので。 放心してしまった。