執事様とお姫様〜初恋〜



「恭平は明日からは、李玖がやっ
ている仕事を…。学校もあるし、
学校生活に支障の無い範囲でやっ
てもらう。……私の執事として」

旦那様からの、
仕事についての説明なんか、
全く頭に入らない。


意味がわからない。


理解しきれていない。


「冗談…だよな…?」

やっとの思いで出た声は、
ものすごくかすれていて、
敬語を使うことすら、
忘れていた―…。


そのくらいショックで…

同時に、
信じられなかったんだ。