執事様とお姫様〜初恋〜



―――学校には、
潤が車で送ってくれた。


学校に着くと、
俺たちは注目の的だった。

理由は簡単。

姫華の執事である俺が。
姫華ではなく、桜に…。


桜“と”、登校したから。

宮園家の車で、登校したからだ。


注目を、浴びないハズが、
無いんだ。


ただでさえ普段から
注目を浴びているのに…。

はぁ…。