「喉渇いた…カラッカラ…」
…………って!!ヤッバ!!
声に出しちゃった!!
どどど…どうしよう!?
「……何か飲む?」
「いい」
「は? 喉渇いたっつったじねーか」
「渇いたけど…」
「コーヒーでいいか?」
「…………飲めない」
「んじゃ、紅茶?」
「………飲めない…」
「んじゃ、水」
「………」
あたし…人間の飲む物は何一つ…
飲めません…(泣)。
とも、言えず…。
「じゃあ、何飲むんだよ?」
呆れたように蓮が言った。
「………」
「紗緒梨?」
「やっぱりいらない。行こ?」
「……聞いてる?」
「行こ?」
「紗緒梨っ!!」
グイッ
いい加減、
しびれをきらした蓮は、
腕を引っ張った。
「きゃっ!!」
当然のように、
バランスを崩したあたしは、
蓮の胸へとダイブした。
ドキンッ!!
不覚にも蓮に、
ほんの少しだけ…キュンとした。

