「………」

…………お。感じる感じる。

吸血鬼の気配だ。

確かに、この高校には
吸血鬼がいる。


そいつが俺の“相手”だ。


つか、気配がだんだん…
こっちに向かって来てねぇか?


まさか…気づかれた?


“敵”とでも
認識されちまったか…?


否、それはありえないか…。

“吸血家”だしな…。


まさか…挨拶とか?

意外と…まじめなヤツなのか…?


つか、律儀…?