†紗緒梨†


「喉渇いたぁ〜!!!!」

太陽がガンガンと照りつける、
昼下がり。


あたしは叫んでいた。





「またぁ!?あんた、たった今の今
まで飲んでなかった!?」

「飲んでたけど〜渇いたのぉ!!」

―――季節は初夏。

あたしにとって、
超☆憂鬱な季節がじわじわと
近づいてきていた。