高校になって、君と同じ高校ってことがわかって、どれほど喜んだか分かるか?




大声で、一緒の高校だってこと叫びたいほど嬉しかったんだ。


しかもおんなじクラス。



俺は、





「これって運命?」






とか思いながら、君に、好きって言おうって決心したんだ。














「ねぇ 春くん?」




「はぃ?」



教室で、先生の話も終わり、なんか席替えしようってことになったらしくて、席を替えていたとき、俺はもう移動していて、横で俺を呼ぶ声が聞こえた。




「ねぇ 隣同士友達になんない?」



可愛らしく笑い、俺に話しかけてくれた。








あの仔だった。