12月25日


今日はとうとうクリスマス。




でも京夜は家にこもったきりだった。




莉緒・・・・
家にいるかなぁ
俺のこと嫌いなのかなぁ・・・




お昼になって、ようやく外に出始めた京夜は、黒のニット帽をかぶり、マフラーもし、家を出た。




コンビニに行き、お菓子とか見ていると、春がいた。




「春!!めりくり」




「おっ京夜 めりくり~ 元気だったかぁ?」




「全然!!」




「莉緒のこと?」




「もち」





「あきらめろや」




「はぁ??何言ってんの」



「そっちこそなんだよ。京夜から分かれようって言ったんじゃねーのかよ」






「そうだけど」






「向こうは傷ついてんだぞ?あんたよりもずっと」








春がこんなに怒ったのは、俺が、莉緒に告白するって言ったきりだった。






なんで春が怒っているか今は分かる。