莉緒が唯一早いのは、



字を書くこと



だけだった。




なぜか、小さい時から、字を書くのだけは人より早かった。









漫画を読み終え、またケータイをつつく。




誰からもメールは来ていなかった。


自分のHPに行き、ブログを書き始める。



書き途中の小説を2,3ページ付け加えたりした。




彼女の最近の趣味はケータイ小説を書くことだ。



京夜とのことや、まみとのことなど、ほとんどが実話。




集中していた莉緒には大きすぎるチャイム音が頭の中に響く。


莉緒は早く玄関に行き、ドアを開けた。














クリスマスの奇跡が









やってきたのだ。