桜色の風

「そういえば…君は誰なんだ?」





『あ。申し遅れました!私、天宮珠姫と申します』





「そうか~天宮君か!よろしくな!」







 いや……よろしくって………





「局長。天宮さんは屯所の前で倒れていたんです」






 一さんが言った





「そうなのか!?誰かに追われていたのかい!!?」






『あ…いえ……』






 ……追われてませんよ。







「恐かっただろう!ああ、心が落ち着くまでここに居なさい!うんうん。それがいいだろう!!」






『……………(゜ロ゜)』