そんな時にあの男は現れたのだ。
金色に輝く十字架を首からかけた、白い修道服に身を包んだ若い魔術士。
その魔術士は突如街に現れ、ものの30分程で盗賊団を撃退したのだ。
街の人達はその魔術士に感謝し、迎え入れた。街の長でもあるファリナの母親も街を統括する立場として、メリキスの街の護衛をお願いした。
白き修道服の魔術士もそれを承諾し、それからはメリキスの街は白き修道服の魔術士よって守られた。
あの日までは…。
1年前のある日、街では不思議な出来事が続いていた。
街の人々が姿を消し始めたのだ。
その原因追究のためにファリナの母親が調査し始めたのだが、数日後には彼女まで姿を消したのだ。
不信に思ったファリナが街の人々に聞き回り、街中をくまなく調べた。だがいくら探しても、行方不明になった人々の誰ひとり見つからなかった。
…だが、唯一探してない場所があった。
それはこの街を襲った盗賊団から守った魔術士に感謝の証として与えられた洋館。
ファリナの頭には一つの考えがよぎった。そういえば、あの白き修道服の魔術士が現れてからこの事件が起き始めたんじゃないかと…。
金色に輝く十字架を首からかけた、白い修道服に身を包んだ若い魔術士。
その魔術士は突如街に現れ、ものの30分程で盗賊団を撃退したのだ。
街の人達はその魔術士に感謝し、迎え入れた。街の長でもあるファリナの母親も街を統括する立場として、メリキスの街の護衛をお願いした。
白き修道服の魔術士もそれを承諾し、それからはメリキスの街は白き修道服の魔術士よって守られた。
あの日までは…。
1年前のある日、街では不思議な出来事が続いていた。
街の人々が姿を消し始めたのだ。
その原因追究のためにファリナの母親が調査し始めたのだが、数日後には彼女まで姿を消したのだ。
不信に思ったファリナが街の人々に聞き回り、街中をくまなく調べた。だがいくら探しても、行方不明になった人々の誰ひとり見つからなかった。
…だが、唯一探してない場所があった。
それはこの街を襲った盗賊団から守った魔術士に感謝の証として与えられた洋館。
ファリナの頭には一つの考えがよぎった。そういえば、あの白き修道服の魔術士が現れてからこの事件が起き始めたんじゃないかと…。

