死神の契約

途中で健二から、せっかくだしボーリングがやりたいという要望があり、4人でボーリング場へと向かった。

「2レーン使ってチーム戦しようぜ!」

相変わらず健二が中心となりすべてが決まっていく。

積極性と決断力は欲しいとは思うが、こいつと同じ風にはなりたくないと悠斗はしみじみと考えていた。


ボーリング場に着くと健二がすべて受付を済ませた。

「悠斗くん、悪いが我がスポーツチームの勝利だ。きみらインテリチームにはハンデが必要かな?」

「じゃあ負けたら何してくれる?」

「なんでも言うことを聞いてやろう」

「健二~そんなに自信満々で大丈夫なの?」

亜美が不安げな表情を浮かべている。

「大丈夫!マナちゃんはわからないけど悠斗は雑魚だから」

言いたい放題言われ、さすがの悠斗も若干の苛立ちをおぼえた。

「ホントになんでも言うこときけよ!」

「珍しく闘争心がありますな。そうじゃなくっちゃゲームは面白くない!」

こうしてマナ&悠斗チームと健二&亜美チームのゲームが始まった。