死神の契約

「ご注文お決まりでしたでしょうか?」

店員が注文を聞きに来たがパスタの注文などしたことない俺ははっきり言ってよくわからない。

「どうせなんでもいいんでしょ?嫌いなものとかある?」

「特にないけど…」

悠斗の言葉を聞くとマナは代わりに悠斗の分も注文する。

「はぁ、さすがにちょっと疲れたねっ」

マナが軽く一息いれる。


改めて正面からじっくりと見るがやはりとても可愛い。


だいぶ慣れたが相変わらず他人からの視線を感じた。


「このあとどうしよっか?」

「うーん…」

「ラブホでも行く?」

「え、いや…マジで?」

「冗談に決まってるじゃん」

マナが無邪気に笑う。

今まで女の子とまともに接してこなかった悠斗にとってはすべてのやりとりが新鮮であった。