死神の契約

様々な店に行き、結局マナは服をいくつか買った。

「ふぅ、買い物終わり終わり!付き合ってくれてありがとうね!お礼にご飯奢ってあげる!」

「いや、付き合うも何も俺がデートしたいって…」

「細かいことは気にしないの!何食べたい?」

「うーん…任せる…」

「まったくもう。デートは男が引っ張っていかないとダメなんだぞ!はいっ、これ持って」

そう言うとマナは買い物袋を悠斗に渡し、手を引っ張って歩きだした。


少し歩いたところにイタリアンの店があり、マナはそこで立ち止まった。

「パスタでいい?」

「うんいいよー」

ショッピングモール内にある店とは言え少しオシャレな感じがした。

悠斗一人では恐らく入ることはないであろう。