ドキッ ドキッ
どうして、ゆうちゃんはあんな顔して微笑みかけるんだろ…?
あんな顔されたら、誰だって…
「なつめ?絆創膏持ってきたよ?」
「あっ、うん。ありがとう。」
「大丈夫?なんかボーッとしてたけど…。」
ゆうちゃんは、そういいながらも私の手をとり、淡々と処置する。
「うん。ちょっと考え事してただけだから。」
「…考え事って。なんかあったの?話聞くよ?」
「ありがとう。でも、大したことじゃあないから…。」
「そう?」
「うん。だから、ゆうちゃん部屋に戻ってていいよ。」
「…分かった。じゃあ、カレー楽しみにしてるな?」
ゆうちゃんは優しく微笑んで、私の髪を撫でると、リビングを出ていった。

