マイ☆ブラザー




トントントントン



「あっ、今日はカレー?」



「……。」



トントン



「なつめ?聞いてる?」



トン


「……え?な…」


ガタンッ



「痛…!」



ゆうちゃんに呼ばれ振り向いた瞬間、私は包丁で指を切ってしまった。



「……なつめ!!大丈夫か!?」



ゆうちゃんは血相を変えて私に駆け寄る。



「…大丈夫。このくらい舐めておけば、すぐ……」



私がそこまで言うと、ゆうちゃんは私の指をペロッと舐めた。



「…ゆ、ゆうちゃん!?」




「…あっ、ごめん!!俺勝手に何やって…。」



そう言って頬を赤らめるゆうちゃん。



「ううん。ありがとう…。」



それだけ言うと、私は熱くなった顔を隠すように俯いた。



「…絆創膏持ってくるな?」



「うん…。」



ゆうちゃんは何事もなかったかのように微笑むと、救急箱を取りに行った。