「別に。そんなにいいものじゃないよ。」
女の子たちにラブレターを渡して欲しいとか、ゆうちゃんやシンのアドレス教えて欲しいとか頼まれるのは日常茶飯事だし…
たまに、度が過ぎたような子達には恨まれることもある。
「…もう!なつめはどれだけ幸せなことか分かってないんだから。」
そう言って私を小突く妃乃。
「あはは…。」
まぁ、確かに…。
あんなイケメン二人を兄弟に持つ私は幸せ…か。
ガラッ
「席に着け!HR始めるぞー。」
「ヤバっ!!なつめ、行こ?」
「あっ、うん…。」
先生の登場で私たちは急いで着席したのだった―…

