私とゆうちゃんが通う高校は、家から歩いて20分。
走れば、10分ちょっとで着くとは思うけど…
「なつめ!!大丈夫か!?」
「あっ、うん!!なんとか。」
「あと、もう少しだから頑張って!」
「うん。」
あれから、何分走ったか分からない。
だけど、ゆうちゃんはこまめに後ろを振り向いては「大丈夫か?」と聞き、心配してくれていた。
優しいなぁ、ゆうちゃん。
あたしのせいで遅刻しそうになってるのに…。
よし!!
学校まで、あとわずか。
せめて、ゆうちゃんの足手まといにならないように頑張って走ろう!!
私はそう心に決めると、必死で彼の背中に付いていった。

