ダムダムダム

パシュッ――…



「お兄さんマジでかっこいいね、名前は?」


俺がシュートするのを見学しながら女の子が口を挟む。


「ちなみに私はサキ♪」


「へぇ~サキちゃんか」


俺は手を休めずに答える。


「お兄さん何歳なの?」


「ん~?何歳だろうね?」


「私は高1」


「へぇ~」


またポシュッと気持ちがいい音がしてボールがリングに落ちた。


「私の質問はスルーですか~?」


サキちゃんは腰をあげると落ちたボールを拾ってから俺に近づいてきた。


「…………」


上目遣いでボールを俺に手渡すサキちゃんの胸元には谷間が見える。


「今から一緒に遊びません?」


俺はサキちゃんからボールを受け取る。


なんつーか…

俺はとりあえず面倒くさかった


「ごめんね?俺サキちゃんて、あんまタイプじゃないんだわ」


なんて…

きっと昔の俺ならサキちゃんは結構タイプだったはずだけど。


だけど、なぜか今の俺はサキちゃんの巨乳にもパンツにも全く反応できなかった。


むしろ萎えた。